タツノオトシゴの餌付けに:冷凍ホワイトシュリンプ




海水魚の餌として、生餌の次に食い付きが良いと言われているのが冷凍餌です。



おもに小さなエビやプランクトンを生きた状態で冷凍状態にしたもので、コペポーダ、ブラインシュリンプ、赤虫、ミジンコなどいろいろな種類がありますが、今回はその中でもホワイトシュリンプに注目しました。

有名なのはキョーリンからでているクリーンホワイトシュリンプです。



冷凍ホワイトシュリンプとは、イサザアミという汽水・海水に住むエビを冷凍したもので、粒餌を食べない海水魚に与えたり、栄養バランスをとるために補助食としても与えることがあります。

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ホワイトシュリンプは食い付きが良い反面…水が汚れやすいので注意

ホワイトシュリンプは大変食い付きが良く、栄養もあるため餌としてはかなり優れていますが、その代償として水を汚しやすいです。


ホワイトシュリンプを主食として食べる魚は、タツノオトシゴやヨウジウオ、チョウチョウオなど、これらの魚は基本的に粒餌やフレークなどの人工餌には餌付かないので、この冷凍ホワイトシュリンプが主食となります。


主食となるからには、毎日与えないといけないわけですが、ホワイトシュリンプは水が汚れやすいので、頻繁に水替えや掃除を行う必要があります。

通常は一か月に一回ほどの水替えで十分ですが、ホワイトシュリンプを毎日与えている水槽では、どれだけ食べ残しが出るかにもよりますが2週間に一回くらいは水替えをした方が良いでしょう。


食べ残しをできるだけ減らしましょう

ホワイトシュリンプを主食とする魚には、スローイーターが多いため、どうしても食べきれずに地面に落ちてしまったり、フィルターに吸い込まれてしまったりします。



これが水が汚れる原因になります。


できる限り食べ残しを減らすためには、少量ずつスポイトやピンセットで与えたり、餌の時間に水流を一時的に止めるなどの手段があります。





キョーリンのホワイトシュリンプは、1.5㎝ほどの大きさに小分けされていますが、単独飼育の場合はそれでも多いです。

私はタツノオトシゴを単独で飼っていますが、少しずつしか食べないため、凍っている内に半分に切ったものを解凍して与えています。

それでも食べきれなかった時は冷蔵庫などに密封して保存して、時間をおいてから与えています。

ただし、ホワイトシュリンプを切ると、解凍した時に細かい破片がでるため、食べ残しが増えてしまうというデメリットがあります。




また、一度解凍したものは冷蔵庫に入れていてもその日のうちに使い切らなければ腐る恐れがありますし、再冷凍も鮮度が落ちるのでできません。


できるだけ食べ残しを減らす理想的な与え方は、一度飼育水で解凍したホワイトシュリンプを数回に分けて少しずつ与える方法です。


単純に食べる分だけ与え、またお腹がすくまで待つ。を繰り返すのが理想ですが、なかなか時間が取れない方はある程度の水の汚れを覚悟して、水替えの回数を増やしましょう。

魚が複数いて確実に食べきってくれる場合や、たまに普通の魚に与えるくらいであればブロックをそのまま水槽にポチャンといれても問題ありません。

それでも普通の餌よりは水が汚れるので、ケアを忘れずにしましょう。


餌付けの第一歩として冷凍餌を使う

人工餌に餌付いていない魚に人工餌を食べさせるのはとても大変です。

そもそも餌と認識していないことが多く、見向きもしないこともあります。

しかし餌を食べなければ飢え死にしてしまいます。



そこで餌付けへの一歩目として役立つのが冷凍餌です。



本物のホワイトシュリンプを冷凍しているので、形も味も匂いも、自然の餌に限りなく近いです。


餌付きにくい魚には、初めは食いつきやすい冷凍餌から与え、食べるようになったら徐々に人工餌を混ぜていき、最終的には人工餌へ移行するというのが餌付の流れです。


もちろん人工餌に餌付いた後でも、ホワイトシュリンプは栄養も嗜好性も高いので魚は喜んで食べます。

たまに栄養補給とおやつを兼ねて与えるのも良いですよ。


普通の人工餌よりお金がかかる




キョーリンの冷凍ホワイトシュリンプは、1.5㎝ほどのブロックが32個あるもの(100g)がワンシートで400円ほどします。

普通の人工餌に比べると消費のスピードが違うので、それなりにお金がかかってしまいます。

ネットだと12シートで4600円と少しお得なセットがありますが、それでも高めですね。


お店で購入するという方は、冷凍で販売されているものなので保冷バッグなどを用意して、忘れずに持っていきましょう。

おわりに

冷凍ホワイトシュリンプは、水を汚しやすい、与える量の調整が難しい、お金がかかるなど、普通の餌と比べると気にしなければいけない事が多いです。

しかし、魚の食い付きは良いし、栄養にも優れているというありがたい餌です。

たまに栄養補給を兼ねたおやつとして常備している方も多いので、ぜひ試してみてください。

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