幸運を呼ぶ魚?タツノオトシゴの飼育方法・食べるものについて


タツノオトシゴといえば、あの独特な形でお馴染みなので、誰でも知っている生き物ではあります。

しかし、実物を見たことがあるという方は意外と少なく、『そもそもあれは魚なのか?』と思っている方も多いのではないでしょうか。



タツノオトシゴはれっきとした魚で、日本の海にも生息している意外と身近な生き物なんだよ。




海水魚飼育をしている人の中には、あの独特の魅力にひかれて専門に飼育している方もいるほど人気がある魚なんです。


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タツノオトシゴの生体を購入するには?



タツノオトシゴは海水魚なので、お店に行くと見かけることもあります。

ただどこのお店にも置いているというほどポピュラーではないので、その場合はネット注文もありです。

タツノオトシゴの通信販売で一番力をいれているのは、タツノオトシゴの専門施設『タツノオトシゴハウス』です。

ネットで注文するのであればここを利用するのがおすすめです。

種類が豊富で、ある程度の大きさも選べます。

そして種類ごとに特徴や求められる飼育環境もかいてあるので、購入だけでなくタツノオトシゴについて知りたいことがあるのならここが一番詳しいです。

最も嬉しいのは、このサイトで販売されているタツノオトシゴは100%餌付けされていることです。



人工繁殖されている個体を販売しているから、全ての個体が冷凍餌を食べるんだ。



良く飼育されているタツノオトシゴの仲間を紹介



まずは日本各地に生息するタツノオトシゴ。

私が飼育しているのもこの種類ですが、一匹2000円前後とタツノオトシゴ系の中では比較的安価です。

黄色系や黒、中には赤みがかったものもいて、飼育環境に応じて体色は変化します。

形態が愛らしく、とても魅力的です。

ウチの個体は写真のとおり真っ黒と茶色です

他にはタスマニアンポニー。

カラーバリエーションがかなり豊富で、突起の形状なども個体によって差があります。

値段も3000円~4000円程度から購入できるので飼育されている方は多いです。

基本的には安価ですが、希少な色合いを持つ個体や、特徴的な突起をもつ個体などは高額で取引されることもある人気種です。

そしてイバラタツ。

その名の通りイバラのような棘が全身にあり値段の相場はタスマニアンポニーとあまり変わりませんが、比較的丈夫な種類なので初心者でも飼いやすいことでも有名です。

他にも大人でも2㎝にも満たないピグミーシーホースや反対に30㎝近くまで成長するオオウミウマなどは、意外と多くの方に飼われている人気種です。

種類がそれなりに多いので全て書ききれませんが、ポピュラーな種類はこれぐらいです。


基本的には飼育方法に大差はありませんが、種類によって適正温度や餌の食い付きの良さなどは違いますので、自分に合った種類を選びましょう。

タツノオトシゴ専用の水槽の準備をしよう

タツノオトシゴは常に泳ぎまわっている魚ではないので、それほど大きな水槽は必要ありませんが、掴まる(尾を巻き付ける)ところをつくってあげる必要があります。

水草がベストですが、管理がめんどくさいという方は何でもいいです。

ただし、尖っていたりザラザラしたものはタツノオトシゴの皮膚を傷つけるので避けましょう。




特別必要なものはなく、普通の海水魚飼育の設備で十分ですが、タツノオトシゴは泳ぐのが得意ではないので水流を弱くしないといけません。

設定で一番弱い状態にし、それでも強い時は流れを遮るものをつけて調節しましょう。

普通にタツノオトシゴを飼う場合は特に気にする必要はありませんが、繁殖をさせたい人は深さが最低でも30センチ以上の水槽を選びましょう。

タツノオトシゴは求愛をするときにペアでダンスを踊るように上下に泳ぎます。

また、雌が卵を雄の腹に産みつけ、雄が赤ちゃんを産むことも有名です。

その可愛らしい求愛ダンスと面白い産卵の仕方から、飼育している人の中には繁殖を目的にする人も多いです。

ただし繁殖をさせれば当然赤ちゃんが生まれるので、稚魚の管理もきちんとできる人だけ繁殖をさせてください。


タツノオトシゴの餌は冷凍餌がオススメ

タツノオトシゴの飼育で一番大変なのが、餌です。


タツノオトシゴは人工餌を食べません。



タツノオトシゴが人工餌を食べたという話は聞いたことがないので、おそらく100%食べないと言っても良いほどです。

餌付けの場合は冷凍餌を食べるようになれば完了になります。

タツノオトシゴは人工繁殖された個体が多く販売されているので、初めから冷凍餌を食べる個体が多いです。

というより冷凍餌を食べる個体を選ぶ方がいいでしょう。

野生のタツノオトシゴを採取して飼育する場合は、初めは生餌を与えましょう。

イサザアミやブラインシュリンプなどがいいですが、生餌は値段が高い上に生かしておくのにも設備が必要なので、早いうちに冷凍餌に移行することをお勧めします。





タツノオトシゴは消化器官が弱く、一度にたくさんの餌を食べることができないんだ。

だから少量ずつ何回かに分けて与えるんだけど…これが大変。







普通の海水魚であれば、一日に1回か2回で十分ですが、タツノオトシゴの場合一日に何回も餌をあげなければいけません。

しかもかなりのスローイーターで、餌を見つけるのも食べるのも下手なのでかなり時間がかかります。



私の場合は解凍したホワイトシュリンプをスポイトで少しだけ吸い取り、直接タツノオトシゴの口に持って行って与えています。




こうすることでタツノオトシゴが餌を探す時間が短縮でき、発見されずにフィルターに吸い込まれてしまう餌を無くせます。

もちろん水の汚れも抑制できます。

普通の水槽よりも頻繁に水替えを行う必要があります。

基本的に主食はホワイトシュリンプ、食い付きは良いんだけど…水が汚れやすいんだよね。




どうしても仕事に行っている間は餌をあげられず、朝と夜しか時間が取れない方も多いでしょう。

私は家を空けるときには、水槽内の水流が当りにくいところに餌場をつくり、ホワイトシュリンプが流れていかないよう慎重に撒いて、好きな時に食べられるようにしています。

この方法なら、仕事で出ている間にも好きな時に餌を食べてくれるのでおすすめですが、普通にしているより水が汚れるのは間違いありませんので、水替えをこまめに行い水質の管理には気を遣いましょう。



おわりに

タツノオトシゴの飼育で一番大変なのは、先述したように餌の問題です。


一日に何度も給餌する必要があり、冷凍餌を使用するので水替えが大変です。


しかし、大変な事が多いかわりに魅力もたくさんある魚です。



他の魚にはない独特のフォルム、餌を探してフワフワ浮ぶように泳ぐ姿は不思議で面白いですし、ゆっくりとした動きはみていて落ち着きます。

魅力たっぷりのタツノオトシゴのなかでも最大の魅力といわれるのが繁殖行動です。

余裕がある方はぜひ挑戦してみてください。

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