ブラインシュリンプの沸かし方・孵化器を自作してみた

海水魚だけでなく淡水魚の餌としても重宝されるブラインシュリンプは、多くの魚が食いつく汎用性の高い餌です。

冷凍のものを使うか、乾燥卵を自分で孵化させて使うのが一般的です。

今回はブラインシュリンプの乾燥卵の扱いについて書いていきたいと思います。


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ブラインシュリンプを孵化させるのは意外と簡単


私が使っているのは、テトラから出ているブラインシュリンプエッグスです。

一見、ただの茶色の粉のように見えるけど、これの一粒一粒がブラインシュリンプの卵なんだ。




これは乾燥させた状態で入っていますが、意外と簡単に孵化させることができます。

まず、ブラインシュリンプは淡水魚にもあげられる餌ですが、本来海水にすむ生物なので孵化させるのには海水を使います。

本来は小さめの水槽を用意し、ヒーターで適温を保ちながらエアレーション(水中に空気を溶かし込むこと)してあげることで、およそ24時間程で孵化が始まります。



しかし、私の場合は丁度いい水槽がなかったことと、スペースもなかったことから簡易的な方法で孵化をさせています。

ブラインシュリンプエッグの孵化器を自作してみた
この方法は100パーセントの卵がかえらないというデメリットがありますが、ごく少量だけ必要な場合や私のようにスペースを節約したいという方にはおすすめの方法です。



1.まずは適当な容器に2~3㎝程の薄い水をいれます。
※この時にかならず海水であることに注意してください。海水魚を飼育されている方は、孵化したブラインシュリンプをあげる予定の水槽の水を使うと衛生的にも安心です。
2.
そこにブラインシュリンプの卵を少量入れます。
あまり多すぎても孵化しない卵が増えてしまうだけなので、少しでいいです。3.あとは水と卵が入った容器を水槽に浮かべるだけで準備完了、一日おいて卵が孵化するのを待ちます。


熱帯魚や海水魚を飼育されている方は、基本的にはヒーターやクーラーなどで温度管理をされているはずなので、少量の水なら容器ごと水槽に浮かべることで十分に温度を保てます。

また、水が少ない事でエアレーションの必要もありません。

ただし、水流でひっくり返らないように私の場合はテープで一時的に固定しています。

24時間で孵化と書いてありますが、24時間で全ての卵が孵化するわけではありません。

それぐらいから孵化が始まるという感じなので、おそいものは2日目以降に孵化することもあります。

孵化させたブラインシュリンプを数日にわたって与えるという場合は、容器には水が少ししか入っていないので蒸発に注意してください。

一日で水が無くなることはありませんが、2・3日あれば干上がることもあるので、その場合はこまめに水を足して管理する必要があります。


あげる時はできるだけ余計なものが入らないように


卵が孵化したら、いよいよ給餌です。

孵化したブラインシュリンプは、自分で泳ぎまわるので魚の興味を惹きやすく、しかも地面に落ちて無駄になることがありません。
しかし、与える時に卵の殻や孵化しなかった卵などが入ってしまうと、魚はそれを食べませんので水を汚します。


ブラインシュリンプが孵化しても容器の上に浮かんでいる卵は、残念ながら孵化の見込みは少ないので、ティッシュやスポイトで取り除いておきましょう。

できるだけブラインシュリンプを取ってしまわないようにしてください。

海水魚の場合は孵化させた水ごとあげても問題ありませんが、淡水魚にあげる場合は、毎日あげていると少量とはいえ徐々に塩分濃度が濃くなってきます。

一度ティッシュなどの上にとって、水槽の中に放すなどしてできるだけ海水が入らないようにしましょう。

一滴や二滴はいったところで影響はありませんが、毎日続けると淡水魚には悪影響です。


生まれたブラインシュリンプは早めにあげる


基本的に孵化させたブラインシュリンプは、稚魚やプランクトン食の魚など口の小さな魚にあげるので、成長させる必要はありません。

ブラインシュリンプはしばらく餌がなくても大丈夫なように、生まれた時に栄養が詰まったカプセルをお腹に付けています。

そのカプセルが付いている状態が餌としても望ましいので、基本的にはブラインシュリンプは生まれてすぐにあげる方がいいです。



大きく成長させるのは、生まれたばかりのブラインシュリンプじゃ小さすぎて餌にならないという場合ですが、その場合はちゃんと水槽も用意して、ブラインシュリンプが成長できる環境をつくってあげる必要があるので上記の方法ではできません。

大きなブラインシュリンプが欲しい場合は、キョーリンから冷凍の物が販売されていますので、後の事を考えてもそちらで餌付けした方が良いでしょう。


おわりに

ブラインシュリンプは、孵化させなければいけないのでハードルが高いと思われがちですが、そんなことはありません。

成長させようとするなら知識が必要ですが、孵化させるだけなら簡単です。

孵化させたブラインシュリンプは栄養もあって魚の食い付きもよいので、稚魚や粒餌に餌付かない魚、病気で弱っている魚にもおすすめの餌です。

乾燥卵は長期保存できるので、もしもの時に備えて持っておくのもいいかもしれませんね。


~乾燥卵の豆知識~

ブラインシュリンプの卵って、どうして、乾燥しているのに孵化できるんですか?


それはね、耐久卵という特殊な卵だからなんだよ。
この卵は、親が『子育てに最適な環境じゃないな…』と判断した時に産むもので、乾燥した状態で長期間放置されても大丈夫なんだ。


乾燥していても、生き続けるなんて…驚異的な生命力ですね。


そうだね。
それに環境が整った時に孵化するなんて、これはこれで神秘的だよね。


じゃ~、孵化したブラインシュリンプを、そのまま育てたらどうなるんですか?


実はブラインシュリンプにはアルテミアという別名があって、アルテミア飼育観察キットが売られているんだ。
小さすぎて成長しているのか分かり辛い面があるけど、上手く育てば30日くらいで約1㎝になるらしいよ。
プランクトンの一種だけど、見方によっては「クリオネっぽくて可愛い」っていう人もいて、意外に人気のペットなんだって(笑)


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